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第50番札所 東山 瑠璃光院 繁多寺
御詠歌:よろずこそ繁多なりとも怠らず諸病なかれと望み祈れよ
真 言:おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
外観
繁多寺は交通量の多い道から住宅街を抜け、淡路山の中腹にある静かなお寺です。こちらからは、松山市が一望できます。
孝謙天皇が勅願寺として行基が開山し、当時の寺号は光明寺でしたが、弘法大師が訪れた折に、東山繁多寺と改号したという説があります。
鎌倉時代には、時宗の開祖一遍上人が晩年期に、三日か三月ほど滞在していたとも言われています。
山門
山門前にある寺の名前の石柱裏側には接待一万人を記念した石柱があります。
興教大師像
興教大師・覚鑁上人 (1095-1143) は真言宗中興の祖と呼ばれ、活力を失いつつあった高野山で様々な改革をした方として知られています。
弘法大師の教えを再興し、新義という真言宗の教学を確立しました。
鐘楼
鐘楼には江戸時代に山口県防府市の方が作られた鐘が今も使われています。
天井には御伽草子の挿絵が描かれており、大変美しいです。
歓喜天堂
本堂の左側には歓喜天堂があります。歓喜天堂には歓喜天像が祀られ、お聖天さんと呼ばれ親しまれています。
歓喜天はヒンドゥー教のガネーシャに起源をもち、仏教に取り入れられ仏教を守護し財運と福運をもたらすと言われております。
宗派:真言宗豊山派
本尊:薬師如来
住所:790-0912愛媛県松山市畑寺町32
電話番号:089-975-0910
駐車場:普通5台・マイクロバス1台・大型1台 終日・無料
(2015年10月現在)
御住職様からのメッセージ
「これからお遍路にいらっしゃる皆様に向けて」
高村光太郎の詩の一節に「僕の前に道はない 僕の後ろに道はできる…」とある。四国八十八ヶ所霊場が開かれて1200年余、そこには幾多の人々の足跡と願いがあった。そして今、また新たな一歩が記されようとしている、今あなたによって。